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オーディオ&ホームシアター 用語集  - あ行 -
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あ行
アスペクト比
アナログ
アナログアンプ
アナログ録音
位相
インターレース
インテグレーテッドアンプ
インピーダンス
ウーファー
オクターブ
音の三要素
音圧
音圧レベル
音速
 
 
■アスペクト比
画面の縦(高さ)と横(幅)の比率のことで、画角とも言います。テレビ放送のNTSC方式の場合、現在の地上デジタル放送などの横対縦の比は16:9ですが、以前の地上アナログ放送は4:3でした。

一方映画の画面は、スタンダード・サイズやビスタ・サイズ、シネマスコープ・サイズ(通称シネスコ)など右の図に示したようなさまざまなアスペクト比(スクリーン・サイズ)があります。

 
■アナログ
アナログとは「類似したもの」「相似したもの」という意味ですが、もう少し具体的に説明しましょう。
音は途切れることなく変化します。またマイクロフォンは連続して変化する音をそのまま電気に変換します。 このように連続的に変化する物理量や状態を指す言葉がアナログです。
 
■アナログアンプ
アンプのもっとも重要な仕事は、スピーカーの振動板を動かし得る大きな電力に増幅することですが、この電力増幅を行なう際、パワーアンプに送り込まれたアナログ信号をそのまま増幅するアンプのことで、市販されているほとんどのアンプはこのタイプです。
アナログ信号をデジタル信号に変換して電力増幅するデジタルアンプに対してアナログアンプと呼ばれます。
 
■アナログ録音
音は空気の疎密(気圧の高低)が隣接する空気を同様に変化させながら進んで行く波ですが、この連続して変化する気圧の高低をそのまま特定の媒体の変化に置き換えて記録するするのがアナログ録音です。
アナログ録音の代表的なものに、溝の機械的振幅に置き換えるLPレコード、磁気の強さに置き換えるテープがあります。
 
■位相
波の周期的な変動における位置関係を示すものです。
正弦波は円運動する棒の先端の軌跡なので、1周期が円運動の1回転に相当することから、1周期を360゜とし、その位置を度数で表わします。

ここでなぜ位相という概念が用いられるかを簡単に説明しましょう。

位相
2つの波の位置関係(時間的な関係)を表わす場合、
「何ミリ秒のズレ」というように絶対時間を使用すると、異なった周波数の波の間では位置関係が異なってきます。
それを右の図で説明しましょう。左側は周波数の異なる2種類の波を同じ時間だけずらしたものです。上側の周波数の低い2つの波(青色)の間では、下の波は上の波に対して1/4周期(90°)しかズレていないのに対して、下の周波数の高い波(緑色)3/4周期(270°)もズレるています。
これでは周波数が異なれば、2つの波がどのような位置関係にあるかが分かりません。


同じ時間によるズレ

同じ位相によるズレ
この位置関係を周波数に関係なく表現するのが位相です。例えば、90゜ずれていると言えば、上側の周波数の低い波も、下側の高い周波数の波もどちらも1/4周期だけずれていることになり、位置関係を知る上でたいへん便利なのです。
ちなみに、位相がずれていない関係を正相、位相が180度ずれているのを逆相といいます。
 
■インターレース
飛び越し走査と呼ばれるもので、奇数番目の走査線(奇数フィールドと呼ぶ)と偶数番目の走査線(偶数フィールド)とに分け、最初は奇数番目、次は偶数番目というように、1ラインおきに飛び飛びに走査する方法です。
インターレース
 
■インテグレーテッドアンプ →プリメインアンプ
 
■インピーダンス
交流における電気抵抗のことで、直流・交流どちらにも働く抵抗成分(純抵抗)と交流にのみ抵抗として働く成分(リアクタンス)の両方の成分を含んでいます。
単位はΩ(オーム)です。
 
■ウーファー
低音用スピーカーの呼称で、ほとんどがコーン型スピーカーです。この音域が狼の鳴き声に似ていることから名付けられました。
 
■オクターブ
西洋音楽の「8度音程」のこと。具体的に言えば、人間はある音階のある音から数えて8番目の音程は同じ音と認識します、例えば、ある音階の「ド」から「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」の次の音階の「ド」は同じ音と感じるのです。
この「8」を意味するラテン語のoctavusが語源です。

そして、ある音階の「ド」から次の「ド」は周波数で2:1の関係にあります。このように周波数の比が2:1の任意に2つの音の関係がオクターブで、oct.と書かれ、1kHzの1オクターブ上が2kHz、1オクターブ下は500Hzとといった使い方をします。

オクターブ
 
■音の三要素
音の性質を決めるもっとも基本的な3つの要素のこと。

@音の高低:音波の気圧の変化が速いと高い音に聴こえ、遅いと低い音に聴こえます。
どれくらい低いか、あるいは高いかを具体的に示すのに、周波数(1秒間に起こる気圧の高低の回数)が用いられます。

A音の強弱(大小):気圧の変化が大きいと強い(大きい)音、小さいと弱い(小さい)音と感じます。
具体的にどれくらい大きい音なのかを表わすのが音圧レベルです。これは人間が音として感じ取れる最小の音圧は0.0002μbarを基準値(0dB)として表わされます。数値が大きいほど強い音です。

B音色:同じ音階で演奏しても楽器によって音の聴こえ方は異なります。
この音の聴こえ方の違いが音色で、その原因を探ってみましょう。
右斜め下の2つの波形は、上がオーボエで下がピアノです。2つを見比べると、同じ周期でプラスとマイナスを繰り返していますが、形はずいぶん違っています。この波形の違いが、音の聴こえ方の違いとなって現れるのです。

楽譜にはおたまじゃくしの位置で演奏する音階が示されています。このおたまじゃくしで指示されている音階が、1秒間に何回プラスとマイナスを繰り返すかを示していて、その音の基本となることから「基音」と呼ばれます。
ところが、楽器をある音階で演奏したとき、基音の成分以外に、基音の2倍、3倍、4倍・・・といった整数倍の周波数成分の音も出てきます。この整数倍の周波数成分が「倍音」と呼ばれるものです。

この倍音はオーボエであれ、ピアノであれ、同じ音階で演奏すれば、同じ周波数にその成分が現れます。しかし、楽器により、それぞれの周波数における倍音のレベル(大きさ)が異なります。また、同じ種類の楽器でも、例えば同じヴァイオリンでも、個々のヴァイオリンで倍音成分に微妙な違いがあります。この倍音成分の違いが、個々の楽器の波形の違いとなるのと同時に、音の違いとなって現れるのです。

楽器本来の音色を再現するのがオーディオ再生の目的ですが、それには倍音をいかに正確に再現するかが重要であることがお解りいただけたと思います。

音の高低

音の強弱

オーボエの波形

ピアノの波形

基音と倍音
 
■音圧
音の圧力、つまり、音の大きさのことです。音は気圧の変化なので、気圧の単位であるバール(実際はバールの1/1,000,000であるマイクロバールμbar)が使用されます。
ちなみに、人間が音として感じられる最低音圧は、0.0002μbarと言われています。
 
■音圧レベル
音圧の大きさをデシベルで表わしたものです。基準となる音圧は人間が検地できるもっとも小さい音圧0.0002μbarで、この音圧を0dBとしてデシベル換算した値です。
 
■音速
音が1秒間に進む距離のことで、空気中ではおよそ340m/secです。
気圧や気温により速度は異なります。
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