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オーディオ&ホームシアター 用語集  - ま行 -
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ま行
マスキング効果
マルチ
マルチウェイ・スピーカーシステム
マルチチャンネル・アンプ(マルチアンプ方式)
ムービングコイル型カートリッジ
ムービングマグネット型カートリッジ
メインアンプ
モノーラル
 
 
■マスキング効果
聴きたい音が妨害音(聴きたくない音=ノイズや騒音)によって聴こえなくなってしまう現象で、妨害音によって聴覚が鈍くなることで生じます。
妨害音が聴こうとする音より大きいほど聴こうとする音はマスキングされやすく、また、妨害音が聴こうとする音よりも高いときよりも、低いときの方がマスキング効果は大きくなります。とりわけ、妨害音の周波数が聴きたい音の周波数に近づくほどマスキング効果は高まります。
 
■マルチ
「多くの」とか「多重の」という意味で、オーディオではマルチ○○という言葉がよく使用されます。
例えば、マルチウェイ・スピーカーシステムと言えば、低音・高音、あるいは低音・中音・高音というように周波数帯域を分割して、それぞれの帯域を専用のスピーカーで再生するシステムを指します。

また、3種類以上の音を個々に収録して、それらを個別に記録し、そして、それらをそれぞれ専用のチャンネルを使って伝送し、再生するサラウンド方式はマルチチャンネルと呼びます。
 
■マルチウェイ・スピーカーシステム
周波数帯域をいくつかの帯域に分割し、それぞれを専用のスピーカーで再生する方式のこと。周波数帯域の分割する回路をデバイディングネットワーク(通称ネットワーク)と呼び、通常、スピーカーのキャビネットの中に配置されています。

なお、低音と高音の2つの帯域に分割するスピーカーシステムを2ウェイ、低音/中音/高音の3つの帯域に分割したスピーカーシステムを3ウェイといいます。
 
2ウェイ・スピーカーシステム 3ウェイ・スピーカーシステム
 
■マルチチャンネル・アンプ(マルチアンプ方式)
周波数帯域をいくつかに分割し、それぞれの帯域を専用のパワーアンプで、個々の帯域専用スピーカーをドライブする方式のことで、1970年頃ブームになりましたが、今ではごく一部のマニアの間ででしか用いられていません。
具体的には、プリアンプと周波数帯域を分割するチャンネルデバイダーと複数のパワーアンプで構成され、プリアンプの出力をチャンネルデバイダーで必要な帯域に分割し、その分割された帯域を専用のパワーアンプで増幅してスピーカーを駆動します。

3ウェイ・マルチチャンネル・アンプ

この方式は、低音と高音が別々のパワーアンプで増幅されるために混変調歪が低減されるほか、パワーアンプとスピーカーの間にネットワークが介在しない、言い換えれば、パワーアンプとスピーカーが直結されるため、ダンピングファクターが悪化しない、個々のスピーカーで発生した逆起電力が他のスピーカーに影響を与えにくい等の利点があります。

しかし、パワーアンプが複数台必要なので価格的に高価になるほか、ネットワークを通さずに、パワーアンプから出力された各帯域の信号を各スピーカーに直接入力できるよう対応がなされたスピーカーシステム(マルチチャンネル対応スピーカー)でなければこの方式を採用できないという難点をもっています。

この方式をバイアンプ方式と混同されている人をときどき見受けますが、周波数帯域の分割が、バイアンプ方式ではスピーカーシステムに内臓のネットワークで行なわれるのに対して、この方式はパワーアンプの手前に挿入されたチャンネルでバイダーで行なわれる点が異なります。
 
■密閉型スピーカーシステム
スピーカーキャビネット(エンクロージャー)の形式のひとつ。
スピーカーは振動板を前後に動かすことで音を発生させますが、振動板の前方に放射された音と、後方に放射された音とは位相が逆転(逆相)しています。

もしも前方に放射された音と後方に放射音とが混じり合うと、プラスとマイナスが混じり合う訳だから、音のエネルギーは相殺されてしまいます。
そして、その相殺される量は波長が長い低音ほど多くなります。

そこで、前方の音と混じり合わないように密閉された箱でスピーカー後部を取り囲み、後方に放射された音が前方に回り込まないようにしたのが密閉型スピーカーシステムです。
なお、後方に放射された音がキャビネット内部で反射を繰り返さないように、吸音材で吸音します。

 
■ムービングコイル型カートリッジ →MC型カートリッジ
 
■ムービングマグネット型カートリッジ →MM型カートリッジ
 
■メインアンプ →パワーアンプ
 
■モノーラル
ステレオに対する言葉で、1チャンネルのソースを使った再生方式のことです。ソースが1チャンネルでスピーカーも1個であるため、音場の左右への拡がりがなく、臨場感で劣ります。
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