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オーディオ&ホームシアター 用語集  - さ行 -
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さ行
最大入力
最低共振周波数
サインウェーブ
サブウーファー
サラウンド
残響時間
サンプリング周波数
磁束
実効周波数範囲
実効値
実用最大出力
周波数
周波数特性
出力
出力インピーダンス
純音
瞬時値
昇圧トランス
シールド線
シングル増幅
スクェア・ウェーブ
スコーカー
ステレオフォニック
スーパーオーディオCD
スピーカー適応インピーダンス
スペクトル分布
正弦波
静電容量
静特性
セパレートアンプ
全高調波歪率
双耳効果
 
 
■最大入力
「このレベルまでなら入力してもスピーカーは壊れません」とメーカーが保証する最大の入力値のことです。
逆に、最大入力以上の大きなレベルの信号を入力してスピーカーが壊れた場合、無料保証の対象にはなりませんという意味合いをもっています。

昔は各メーカーが独自のテスト信号を使用して測定していた時代がありましたが、使用する信号によって表示値が異なるため、現在は EIAJ(日本電子機械工業会)が策定した測定法が一般的に採用されています。
この測定法は、DIN(ドイツ工業規格)で定められたノイズ(JISも同じノイズ)を1分間入力、2分間休止を10回繰り返すもので、その際のスピーカーが損傷しない最大の入力値が表示されます。
なお、一連のEIAJの規格は、2000年にEIAJがJEIDA(日本電子工業振興協会)と統合されて誕生したJEITA(電子情報技術産業協会)に引き継がれています。

最大入力は特定の信号を使用して測定された値なので、実際の使用状態では最大入力以下の入力でスピーカーが損傷することがあります。
例えば、高い周波数の正弦波が大きなレベルで印加されたとき、あるいは、最大入力よりもうんと出力の小さいアンプを使用しても、ボリュームを上げ過ぎて信号をクリップ(増幅が頭打ちになって、波形の上下の先端が刃物で切ったような形になること)させて、高域に大量の歪成分が発生したとき、ツィーターを壊す恐れがあります。
ただ、スピーカー損傷の最大の原因は、ボリューム操作を誤って、音量を上げ過ぎることが多いようなので、電源を投入する前、あるいはアンプの入力切り替えをする際はボリュームの位置を確認するようにしてください。、
 
■最低共振周波数
振動板やボイスコイル、ボイスコイルボビンなどの振動系は質量をもっていて、これらの振動系はエッジやダンパーといったバネで支持されています。
そのため、これら振動系の質量とバネのスティフネス(硬さ)により特定の周波数で共振を起こします。この共振周波数が最低共振周波数で、f0(エフゼロ)とも呼ばれます。
最低共振周波数は低域再生限界の目安となり、それよりも低い音域では再生音のレベルは急速に低下します。

なお、スピーカーをキャビネットに収納すると、キャビネット内部の空気バネのスティフネスが加わるので、裸の状態よりも最低共振周波数は上昇します。スピーカーシステムとしては、このキャビネットに入れたときの値が表示されます。

スピーカーのインピーダンス特性
 
■サインウェーブ →正弦波
 
■サブウーファー
重低音再生専用のスピーカーのことで、通常、キャビネットの中にアンプが搭載されています。古くはスーパーウーファーと呼ばれていました。

サブウーファーはホームシアター用の機器と思われ勝ちですが、2チャンネルオーディオの重低音補強にも活用できます。ただし、昨今のサブウーファーには、AVアンプとの接続だけを前提に設計されたものがあるので注意してください。 具体的には、サブウーファーにハイレベル入力端子(スピーカー端子)が装備されていて、かつ、サブウーファーに送り込む信号の高域をカットする周波数を可変できるフィルターを備えていれば、どのようなアンプにも対応できます。

 
■サラウンド
音に取り囲まれると言う意味。
最近の映画作品は前方だけでなく、後方からも音を出して、リスナーを音で取り囲んだり、頭上を飛行機を飛ばしたりして、あたかも映画のシーンのなかにいるようなイリュージョンを抱かせるような演出がなされています。
このようにリスナーを音で取り囲むようにする再生方式がサラウンドで、リスナーの横ないし若干後方のスピーカーをサラウンドスピーカー、真後ろのスピーカーをサラウンドバックと言います。

なお、サラウンドでは、5.1チャンネルとか7.1チャンネルといった呼び方があります。これは5台あるいは7台のスピーカーと重低音再生専用のスピーカー=サブウーファーで再生することを指します。

5.1チャンネルのスピーカー配置

7.1チャンネルのスピーカー配置
 
■残響時間
部屋の中で音を急に止めても、しばらくの間、その音は消えずに残ります。これを残響と言い、音が部屋の壁や天井などで何度も反射を繰り返し、音が止まったあとも音のエネルギーが残ることによって生じる現象です。
この残響の多さの程度を表すのが残響時間で、音が止まってから音圧レベルが60dB減少(百万分の1)するまでの時間をいいます。

音の減衰
 
■サンプリング周波数  →参照 デジタル
連続して変化するアナログ信号をデジタル化する際、まず一定の間隔で瞬間瞬間のアナログ量を採取します。この作業をサンプリング(標本化)するといいます。
そして、このサンプリングを1秒間に行なう回数をサンプリング周波数と呼びます。ちなみに、CDのサンプリング周波数は44.1kHzです。
 
■磁束
マグネットから流れ出る磁気の流れのこと。
 
■実効周波数範囲
スピーカーが再生できる周波数範囲を示す表示法のひとつで、定格周波数範囲よりも測定条件の厳しい、定格感度レベルから10dB落ちた周波数範囲を示すものです。
 
■実効値
交流の仕事量(エネルギー量)を直流の仕事量に置き換えた値のこと。
正弦波の場合は波高値の約0.7倍となります。 家庭に送られてくる電気は100Vですが、この値は実効値で、波高値で表わすと約141Vになります。
実効値であることを明示する場合、r.m.s.(ルート・ミーン・スクェア)を付加します。例:10mV r.m.s.

波形の大きさ
 
■実用最大出力  →参照 出力
アンプの出力表示法のひとつで、測定条件は周波数が1kHz、全高調波歪率は10%の連続出力です。
なお、負荷インピーダンスと同時駆動のチャンネル数はメーカーが任意に設定でき、その条件が仕様書に明示されます。
なお、この実用最大出力は定格出力よりも大きな値になります。
 
■周波数
1秒間に起こる振動(波の高低)の回数を表わしたもので、音や電気ではHz(ヘルツ)という単位が用いられます。
ヘルツは電磁波を実証したドイツの物理学者ヘルツ博士にちなんで名付けられたので、Hは必ず大文字で書かれます。
 
■周波数特性
機器の周波数に対する応答性能を示すもので、右下のグラフのように、横軸に周波数をとり、出力レベルや音圧レベルなどが縦軸に示されます。ただ、、カタログ等では、このようにグラフで示されることは稀で、○○Hz〜△△kHzというように、規定の出力レベルや音圧レベルに納まる周波数範囲が表示されます。
その場合、その周波数範囲を外れると完全に再生能力がなくなるのではなく、規定されたレベルよりも低下することを意味します。周波数=Frequencyのイニシャルをとってf特とも呼ばれます。

・アンプ
アンプはうんと低い周波数になればなるほど、また高い周波数になればなるほど再生能力が低下します。そこで、アンプに低音から高音まで一定レベルの信号を入力して、周波数に対する出力の関係を測定したのが右のグラフです。

カタログ等には、周波数特性が5Hz〜100kHz(+0dB/−3dB)というように表示されますが、これは1Wの出力が得られる1kHzの入力電圧と同じレベルの電圧をしたとき、5Hz以下と100kHz以上の音域では、出力が1kHzよりも3dB以上低下することを意味します。

アンプの周波数特性
3dB小さいということは、1/2ということですから、言い換えれば、このアンプは5Hz以下と100kHz以上の音域は1kHzよりも出力が半分以下になってしまうと言っているのです。
なお、出力が大きくなるとフラットな範囲(1kHzと同じ出力が得られる範囲)は狭ばまりあすから、1kHzで定格出力が得られる入力電圧で測定すると、周波数特性はうんと悪く(狭く)なります。

・スピーカー
通常、スピーカーの周波数特性の測定には1Wの信号が用いられます。8Ωの負荷に対する1Wは約2.828Vなので、この電圧を低音から高音までスピーカーに印加して得られる周波数毎の音圧を示したのが周波数特性で、右図のように、音圧は周波数によって大きく変動します。
特に、うんと低い音域と高い音域ではアンプと同様に再生能力が落ちます。
カタログ等で用いられる代表的な周波数特性が「定格周波数範囲」です。「定格」とは基本的にメーカーが任意に測定条件が設定できるという意味合いがありますが、一般的に定格感度レベルから15dB落ちた周波数、f1〜f2が表示されることになっていますが、実際にそれが守られているかは定かではありません。

スピーカーの周波数特性
なお、10dB落ちの周波数範囲を示すときは「実効周波数範囲」と呼ばれますが、実際にはほとんど使用されません。
 
■出力
機器から取り出せる電気量のことで、ソース機器は電圧(V:ボルト)、アンプは電力(W:ワット)で表示されますが、ここではアンプの出力について説明します。
アンプの出力には「定格出力」「実用最大出力」「ダイナミックパワー」といった表示方法があり、同じアンプでも表示方法によって出力の値に大きな違いが出てきます。

この表示方法による出力値の違いは、測定条件の違いによるもので、出力の値と測定条件の間で次のような関係があります。
出力時間:瞬間的に取り出せる出力の方が連続して取り出せる出力よりも大きくなります。 100m走とマラソンのスピードの違いに似ていて、連続して出力を取り出すには電源に大きな負担がかかるからです。

負荷インピーダンス:インピーダンスが小さい方が大きい出力が得られますが、スピーカー適応インピーダンスよりも低いインピーダンスは選べません。

歪率(全高調波歪率:アンプの出力と歪率は右図のような関係にあって、出力があるレベルを超えると歪率が急激に増えます。しかし、それでも歪率の大きいときと小さいときとでは出力に差が出てくるので、歪率の大きいときの出力を用いる方が大きく表示できます。
(図を例にとると、このアンプの場合、歪率0.1%で表示すればB点がその出力で、0.5%ならA点がその出力となります)

周波数範囲:アンプは低い周波数帯域と高い周波数帯域で再生能力が落ちるので、1kHzだけの出力の方が20Hz〜20kHzのように広い周波数範囲を保証する出力よりも大きく表示できます。

出力対歪率特性

駆動チャンネル数:ステレオアンプなら2チャンネル分、AVアンプなら5チャンネル分以上のパワーアンプが搭載されています。一度に多数のチャンネルを駆動して出力を取り出せば、その分の電力を電源が供給しなければなりません。そのため、同時に駆動するチャンネル数が増えるほど、電源に大きな負担がかかるので、駆動するチャンネルが少ないほど大きい出力が得られます。
 
■出力インピーダンス
機器の出力端子から内部を見た場合のインピーダンスのことです。
 
■純音
高調波をまったく含まない単一正弦波の音で、単音とも呼びます。
 
■瞬時値
任意の時間における波形の振幅値のことで、時間によって値が変わります。
 
■昇圧トランス
名前の通り、トランスの原理で電圧を上げるものです。
MC型カートリッジはMM型に比べて、出力はおよそ1/10かそれ以下のものが多いです。そのため、MC型カートリッジの出力をアンプのPhono端子に入力しても十分な音量が得られません。
そこで、昇圧トランスを使って、MC型カートリッジの出力をMM型カートリッジ並みの電圧に上げる必要があるのです。
なお、昇圧トランスと同様にMC型カートリッジの出力を大きくする機器にヘッドアンプがあります。

昇圧トランス
 
■シールド線
シールド線は、信号線が外部からの誘導やノイズの混入といった影響を受けないよう、あるいは、反対に影響を与えないように、絶縁された電線(信号線)の周囲を網目状に組んだ銅線、もしくはアルミ箔でシールドされたケーブルのことで、同軸ケーブルとも呼ばれます。
一般ユーザーにとって身近な、機器間の接続に使用するラインケーブルやビデオケーブル、同軸デジタルケーブルなど、RCAピンプラグのケーブル類はシールド線が使用されています。

シールド線
なお、機器と機器との接続に使用されるシールド線には、1芯シールド線と2芯シールド線があります。
1芯シールド

2芯シールド
 
■シングル増幅
プッシュプル増幅が2系統の増幅段を使用するのに対して、1系統の増幅段で増幅する回路のことですが、トランジスターアンプの出力段にはほとんど採用されません。
 
■スクェア・ウェーブ →方形波
 
■スコーカー
中音を受けもつスピーカーのことで、ミッドレンジとも呼ばれます。この音域がアヒルのガーガー鳴く声に似ていることから名付けられました。
 
■ステレオフォニック
2本のスピーカーから出る音に音量差や時間差(位相差)をつけて行なう立体音響再生方式のことで、一般的には略してステレオと呼ばれています。

例えば、汽車が右から左に移動するとき、2本のマイクに入力される音の間には音量差や時間差などの情報が含まれています。この情報を2台のアンプ、2本のスピーカーで正確に再現すれば、汽車があたかも右から左へ移動しているように聴こえます。これがステレオ再生の原理です。

DVDやブルーレイディスクに収録されている多チャンネル録音は、リスナーの周囲にスピーカーを配置して、リスナーの頭上を飛行機を飛ばしたり、リスナーを音で包み込んだりするサラウンドは、このステレオフォニックを複雑に組み合わせたものです。

ステレオフォニック
 
■スーパーオーディオCD(SACD)
ディスクはCDと同じ直径12cm、厚さ1.2mmの円盤で、そこにCDを超える高音質(100kHzをカバーする広い周波数範囲と120dB以上のダイナミックレンジ)の音を記録することができます。また、チャンネル数は、2チャンネルとマルチチャンネル(3、 3.1、 4、4.1、 5、 5.1 ch)が定義されていてます。

なお、ディスクの種類はSACD層だけのディスクのほかに、SACD層にCD層(CDの規格で記録されていて、CDプレーヤーで再生できる層)が加えられたハイブリッドディスクがあります。
 
■スピーカー適応インピーダンス
電気安全法に基づくアンプの規格で、アンプを安全・快適に動作させるのに必要なスピーカーインピーダンスの範囲を示すもので、カタログ等には4Ω〜16Ωというふうに表示されます。
この範囲で特に問題となるのが下限のインピーダンスです。アンプはスピーカーのインピーダンスが小さくなるほど大きな出力が得られますが、出力が大きくなるということはアンプ内を流れる電流が大きくなることを意味し、同時に発熱量も増えます。 もしも、発熱量が増え過ぎて、アンプ内部の温度が異常に上昇すると、故障したり、最悪のケースでは発火して火災を引き起こす恐れが出てきます。
そこで、電気安全法ではアンプ内の各部署ごとに許容される温度が定められていて、その温度を上回らないで安全にスピーカーを駆動できる最も低いインピーダンスを表示することになっていますす。

一方、スピーカーインピーダンスが大きくなるとアンプから取り出せる出力は小さくなり、音量も小さくます。そこで通常、音楽を聴くのに十分な音量が得られるインピーダンスが上限の値に採用されています。しかし、現実問題として、オーディオ用に市販されているスピーカーはほとんどが8Ω以下なので、上限のインピーダンスに関しては気にしなくてもかまいません。(業務用スピーカーにはハイインピーダンスタイプがあります)
 
■スペクトル分布
音はさまざまな成分で構成されていて、この成分の違いが音色の違いの大きな要因となっています。そして、これらの成分がどの周波数にどれくらい含まれているかを示したのがスペクトル分布です。
右はヴァイオリンのスペクトル分布で、横軸が周波数、縦軸は成分の量を示しています。
一番低い周波数(500Hzよりも若干低い周波数)の成分が基音で、ヴァイオリンがこの音階で演奏され、その際、基音以外にも基音の整数倍の周波数に、多くの成分が発生していることを示しています。

ヴァイオリンのスペクトル分布
 
■正弦波
三角函数のサインが描く波形をした波のこと。円運動する棒の先端が描く軌跡を、横軸に時間をとり、その時々の棒の先端の位置を縦軸に示した形をしています。

この波はすべての波の最も基本となるもので、どんなに複雑な波形の信号も、周波数の異なる複数の正弦波を寄せ集めて構成されているのです。言い換えれば、どんなに複雑な波形も複数の正弦波に分解することができるのです。

正弦波(サインウェーブ)
 
■静電容量
コンデンサーの電気をたくわえる能力のことで、単位はファラッド(F)。
交流に対する電気抵抗は周波数に逆比例して小さくなります。
 
■静特性
一般的には直流に対する特性を指しますが、オーディオでは一定の周期で変動する一定レベルの信号、正弦波を用いて測定された特性を言います。
カタログに表示されている歪特性(代表的なものに全高調波歪率)やSN比、周波数特性などがこれにあたります。

静特性に対し、機器が実際に扱う音楽信号に対する特性を動特性と呼びます。
 
■セパレートアンプ
プリアンプパワーアンプが別々の筐体に納められた機器のこと。両者が揃って初めてアンプの役割を果たします。
 
■全高調波歪率(Total Harmonic Distortion=T.H.D.)
単一周波数の信号(例えば1kHz)を入力したとき、入出力特性に非直線性(入力と出力が正比例の関係にないこと)があると、入力信号の2倍、3倍、4倍・・・(2kHz、3kHz、4kHz・・・)といった整数倍の歪成分が発生します。
これら整数倍の歪成分を高調波歪といい、出力の中に含まれるすべての高調波歪成分の割合をパーセントで表したのが全高調波歪率です。

なお、アンプでは定格出力を超えると、波形の先端部が削られるクリップ(増幅が頭打ちになって、波形の上下の先端が刃物で切ったような形になること)という現象が起こり、歪は急激に増えます。
この種の歪は歪率が5%を超えると、ほとんどの人が歪んでいることを検知できると言われています。

高調波歪成分の分布
 
■双耳効果 →両耳効果
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